
商品説明
Title
「baramon」
制作年度:2025
サイズ:325×450mm
素材:水彩、木製額
Curator’s Note
五島の伝統民芸品「ばらもん凧」は、男の子の初節句に贈られてきた縁起物です。
その名は、五島弁で「元気な」「勇ましい」といった意味をもつ「ばらかもん」に由来しています。
鬼の顔や武者の後ろ姿、カラフルで力強い絵付け。
本来のばらもん凧は、たくましさや強さを象徴する存在として、長く親しまれてきました。
本作《baramon》では、そうした伝統的なモチーフを、LeNa SATOならではの水彩のやさしいタッチで描き直しています。
勇ましさよりも、どこか温もりを感じさせる表情へと変換された姿は、「守るための強さ」や「受け継がれる祈り」を思わせます。
よく目を凝らすと、武者の兜にはクロスの意匠が、胸元にはカニのモチーフが描かれています。カニは、三井楽教会のステンドグラスにも見られるように、日本のキリスト教文化において重要な意味をもつ象徴のひとつです。
民芸、信仰、そして日々の暮らし。
それらが自然に重なり合う五島という土地の空気を、
この作品は静かに映し出しています。
About Artist
LeNa SATO
多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。インテリアショップ「unico」のグラフィックデザイナーとして勤務後、カナダに渡り、現地のインテリアショップやカフェで働きながら暮らしの感覚を養う。帰国後、イラストレーター/アーティストとしての活動を本格的にスタート。
顔彩や水彩、アクリル絵の具などを用いて、植物や昆虫、日常の風景をやわらかなタッチで描く。雑誌やパッケージのイラストレーションをはじめ、Zineの制作など、表現の幅を広げる活動も行っている。本展では、五島の自然や風景、人の営みの中に見出された“断片”をすくいあげるように描かれた絵は、どこか懐かしく、見る人の中にある記憶を静かに揺さぶる。
展示
てとば美術館vol3
LeNa SATO 個展「断片 – Piece of Goto Islands」
2025年8月1日(金)~ 8月31日(日)
2022 “LeNa SATO soloexhibition vol.01” (TONER / Tokyo)
2023 “LeNa SATO soloexhibition vol.02 MOOD” (Shatter / Tokyo)
2024 Group exhibition “HAPPY HOLIDAY” (M.A.P. Gallery / Tokyo)
2025 Jan COMITIA exhibitor (Makuhari / Tokyo Big Sight)
2025 Mar “Camera Flea Market” exhibitor (Camera / Tokyo)
2025 May “Face to Face” solo exhibition (Tabaneru / Tokyo)
2025 Aug “Fragments – Piece of Goto Islands” solo exhibition (Tetoba Museum / Goto Islands, Nagasaki)
